2021年はどんな年?①

令和3年の節分(2/2 旧正月)を過ぎたので、また例のごとく、色々な占い師さんの占いを調べてみました。

昨年は、コロナウイルス蔓延により経済的なダメージを受けた年でした。外出や人の集まりに制約を受けで生活様式や仕事のやり方も大きく変革を余儀なくされた1年でした。

昨年の占いにおいて「コロナウイルス」を言い当てた占い師はいませんでした。ですが、「新しい生活様式」「お金に代わる価値観」が問われる年といったようなことは言われていました。原因はともかく、結果はある意味当たっていたのかもしれませんね。

では、20201年の占い(九星気学)について見ていきましょう。下の図は、今年(節分2/2~来年の節分2/3まで)の年盤です。

2021年後天定位盤

青字は、主な吉神と吉方位
赤字は、主な凶神と凶方位
また、自身の本命星が在泊する方位である本命殺
さらに、本命星の在泊する方位の正反対の方位である本命的殺があります
*「吉神と吉方位」「凶神と凶方位」については、以前のブログ『2020年はどんな年』を参照してください。

2021年の総体運

今年度は、『六十干支は辛丑』『中宮は六白金星』『納音は壁上土』『二十八宿は觜宿』です。
『六十干支』は陰陽五行思想がもとになっており、十種類の十干(天の気)と十二種類の十二支(地の気)の組み合わせ(60通り)の循環で、今年は辛丑(かのとうし)となります。
『辛』・・・季節で言えば秋の終わり。思い悩みからゆっくり衰退していく様。痛みを伴う幕引きを意味します。
『丑』・・・発芽直前の目が種のかたい殻を破ろうとしている様。命の息吹を表します。
衰退や痛みが大きければ命の初動が大きくなり、芽吹きが大きければ大きいほど激烈に枯れる。
『辛いことが多いだけ、大きな希望が芽生える年』となるでしょう。

九星は人の気(人にもたらすエネルギー)を表しており、六白金星の影響は「政治」が絡む「経済」を担い、年盤の中宮に位置することから「破壊と再生」を象徴します。このことから、抜本的な改革が「政治・経済」に起こり得ると予想されます。

納音とは、六十干支を陰陽五行説や中国古代の音韻理論から、「木・火・土・金・水」の五行を30種類に分類し、それに「性質や状態を表す言葉」を名称に付したものです。壁上土(へきじょうど)は、「壁の上に塗られた土」のことで「水分を含む泥の様な土を壁に仕上げるのは難しい」ことを表します。土台・基礎となる「人間関係を大切にすることを心掛けよ」と壁上土が諭しています。

二十八宿とは、古代中国の天文学で月や太陽の位置の観測、季節を知るために考案され、月の公転周期が27.32日であることから、天の赤道の付近にある28星座を基準に天空を28の領域に不均等に分け、青龍・玄武・白虎・朱雀の4つのグループに分類し吉凶を占うものです。觜宿(しじゅく)は、白虎のグループに属し「稽古始め・運搬始めに吉。造作・衣類着始めに凶」とされています。

以上のことから、総合的に判断すると
「政治」「リーダー・主導者」を象徴する六白金星が中宮に位置することにより、大国間の指導者が揺れ動き、不安定な状態になる予想されます。
オリンピックは開催されるが、制限付きの開催となりそうです。
六白金星と同様に「経済」を象徴する七赤金星に暗剣殺が付いており、弁財天の方位である東南には五黄土星が回座して五黄殺なので、積極的な投資などは控えたほうが良さそうです。株式投資などで大きな変化変動が起こる兆しがあります。

人々の生活面では、庶民を象徴する「二黒土星」が、北に回座し「真冬で困窮状態」に陥りながらも力強く生き残る術を見出す取り組みを水面下で始める。つまりは、手っ取り早く日銭を稼ぐ人でありながら、自己を最大限に活かす副業を始める人が増えるでしょう。
推進力を担う「三碧木星」が、生産を促す坤宮に廻座し「歳破」が付きます。そのことより、自分の殻を破ることで自己の才能に気づき資質を活かす人々が現れるでしょう
人々の生活においては、真の「自立」と「孤高」を楽しみ、そして試行錯誤しながら、仲間をつくり、人々は堅実的に歩み始める年になるでしょう。

「天の気」「地の気」からは、物事が新たに生まれる年となりますが、その運動が大きければ、あっという間に新たに生まれたものが消滅する可能性があります。中宮に位置する六白金星の影響から、「政治」「経済」に関して新たなものが生まれるが、その変革が大きいとあっという間にその流行は終息するということでしょうか・・・? また、コロナウイルスに関しては、ワクチンが有効に働き、感染が沈静化するという可能性もありそうですが、そのワクチンの効果にも、一部の製薬メーカーのワクチンは効かない、副作用が強すぎる、というような大きな差(地域差)が出てくるのかもしれません

60年前は何が起こったか?

九星気学にも取り入れられている「陰陽五行説」の「六十干支」は、先に述べたように60年周期で循環しています。
2021年は六白金星中宮年ですが、1961年は三碧木星中宮年でした。三碧木星の年は、「震える」年であり、地震・雷の年です。
1961年8月19日、マグニチュード7の北美濃地震が発生し、地震の揺れに伴う山崩れや地すべり等の土砂災害が起こりました。

歴史は繰り返すではないですが、60年前の1961年に何が起こったかを振り返ってみると、

1月 ジョン・F・ケネディが大統領に就任
4月 ガガーリンが人類初の宇宙飛行
5月 韓国クーデター(軍事政権から7月に朴正煕が国家再建最高会議議長に)
6月 ウィーン会議(米国ケネディとソ連フルシチョフ)
8月 ベルリンの壁が出現

こんなことが起こっていした。六白金星が中宮に位置する2021年は、「政治・経済」大きな変革をもたらす年となると予想されます。果たして2021年はどんなことが起こるのか・・・?

各本命星の運勢は?
各本命星の九星気学による2021年の運勢(もともとの運勢)を以下に簡単にまとめてみました。

あくまでも、書籍やサイトなどで調べた結果をもとに、私個人の見解として記載しています。
それぞれ運勢の良い人、低調運な人がいると思いますが、少しでも心の拠り所になればと思います。

次の章では、『風水』の観点から2021年を見ていこうと思います。運勢の低調な方は、大きな災いから逃れるため、被害を最小限に抑えるための手法として『風水』占いを参考にしてみてください。

【参考】
≪書籍≫
令和三年 神宮館百彩暦
≪サイト≫
開運 福来るInfo
あめの開運占い
霊符符ワークス