2025年はどんな年?➀ 九星気学

令和7年となり、春節からの今年(節分2025/2/2~2026/2/1)の運気・運勢を九星気学風水から予想していきましょう。先ずは、命術(元々生まれたときから決まった運命・運気があるという占い)である九星気学から見ていきましょう

下図は、令和7年の年盤です。

九星気学2025年年盤

年盤は、上が南になっています。
今年の恵方は、西北西(庚の方位)です。
吉神・凶神からみた方位では、青字吉神紫色の字が凶神となっています。
一方位に吉神と凶神が同居する場合は、吉神は凶神を鎮めますが、歳破・暗剣殺・五黄殺は制することができません。

方位殺は、五黄土星が回座する北北東が「五黄殺」となり、「五黄土星」が回座する反対方向の西南西が暗剣殺、「亥」の方である北北西が歳破となります。これら3つは大凶方位となります。

五黄殺」は自滅、腐敗を意味し、自分自身が原因で起こるとされる厄災です。肉体的にも精神的にも大きなダメージを受けやすく最悪の災いをもたらす凶方位となります。

暗剣殺」は、「五黄殺」の反対方位にあり、自分以外のことが原因で起こる、厄災を招きやすい方位のこと。文字通り、暗闇から突然剣で襲われるような、予測できない災いを意味します。

歳破」は、その年の干支にあたる方位の正反対となる方位に座し、約束が破られる、縁談が破談する、物が破壊されるなど、「破」という文字から想像できるように、積み上げてきたものが崩れたり、体調をくずしてしまったりする、災いが起こるといわれています。

そして、自分の九星が在泊している方位を本命殺(ほんめいさつ)、本命殺と向かい合う方位を本命的殺(ほんめいてきさつ)となり、凶方位です。

本命殺」は、肉体的な面でダメージを受けやすいと言われていて、特に旅行、転居、結婚、不動産取得は災いの元となります。凶方位に本命星が入ると、本来の自分自身が持っている気が弱くなってしまうため、特に注意が必要です。

本命的殺」は、自分の本命星が回座する方位と反対側の方位で、特に精神に関わる災いが起こりやすい凶方位です。普請・転居・婚姻・開業・旅行などを慎む方位とされています。

令和7年の全体運としては、年盤の中宮には「二黒土星」が座しており、「土の気」が強まり「土台」テーマとなります。
昨年は「三碧木星」が中宮に位置し、「成長」や「発展」の運気をもたらす年でした。2025年は一転して、今まで積み重ねてきたものを見直し、自身の足場を固めて豊かな実りに結び付けてい1年となります。

次に、日本の各業界方面の予断について見ていきましょう。
国運予断
国家としての力量を十分理解することが重要。分不相応の名誉や望んだり、他国に頼りすぎたりすると行き詰まった状況に陥りやすい。節度を守ることが課題となるでしょう。但し、前もって準備してきたことは滞りなく進められますが、性急で杜撰な計画は頓挫するでしょう。
経済金融予断
「労わる心」「守る心」をもって。経済や家計を支えている人々に不動の誠実さを見せることが、日本経済の発展・上昇に寄与します。つまり、国のトップは、経済を守り国民と分かち合う心を持ち、国民も親から子への愛情を持って接する心が大事になります。
社会情勢予断
国民が真心を持ち、時には厳しい規律を守ることで社会の調和が生まれます
。礼節にかけると下品な社会となるでしょう
政治予断
期待できず。世間の協力は得られず願望達成は困難となりそうです。日本国民の生活を考えてこそ良い政治への変革となります。

国や経済といった大きな団体・活動体の主体は国民であり、その国民を守ること。そして国民自身も礼節を尊び、規律を守りながら真心をもって生活を心がけることが大切であると説いています。まさに、構成要素の基本・土台である国民そのものの生活を守り、国民もまた節度を持って清廉潔白な生活を営むことで、日本の発展につながると予断しています。

次に各九星別の運勢を見ていきましょう

 

上記は、年盤を基にした各九星別の1年間の総合的な予断です。
年盤のほかに、本命星ごとの「月盤」や「日盤」もあります。重要な決断や取引などの際に参考にするものです。無数にあるためここでの掲載は割愛しますが、興味のある方は、ネットで検索するか専門の占い師さんに相談してください。

次のコラムでは、相術(命術を受け入れたうえで、より多くの幸運を享受し、災いは如何に最小限にとどめるかを、時間・場所・方位などの情報を基に割り出す占術)たる風水による2025年の予断を見ていきましょう。

【参考】
書籍  : 高島易断所「令和七年神宮館九星本暦」
サイト : 李家幽竹先生の2025年おうち風水!ここだけやれば開運間違いなし
サイト : 誰でも簡単に風水で幸せになる方法


【おまけ】
日の吉兆を判断する考え方のひとつとして、六曜(ろくよう)あるいは六輝(ろっき)呼ばれるものがあります。日にちに「星」を意味する6つの「曜」をあてはめて吉凶を判断するもので、カレンダーによくある、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口というやつです。中国発祥の時刻占いが由来とされ、日本には鎌倉時代末期~室町時代に伝わってきたと言われており、その吉凶の根拠は不明です。

六曜(六輝)の種類と意味
先勝(せんしょう/さきがち)
「先んずればすなわち勝つ」という意味を持ち、できる限り先回りして動いた方が良いとされる日です。訴訟事に勝ちやすいと言われており、午前中は吉、午後は凶とされています。祝い事や重要な用事は午前中に済ませた方が良いと言われていますが、スタートが午前なら午後にかかっても問題ないとされています。

友引(ともびき)
もともとは勝負事が引き分けになる日とされていました。意味が転じ「友を引き寄せる」として幸せのお裾分けに適した日と考えられるようになり、大安の次に結婚式に適する日と言われています。友引に合わせて引出物を贈る人もいるようです。朝は吉、昼は凶、夕方から夜は吉の時間帯となります。
先負(せんぷ/さきまけ)
「先んずればすなわち負ける」日で、午前中は凶、午後は小吉とされています。争い事には向かない日とされ、また、何をするにも午後に行った方が成功しやすいと言われています。
仏滅(ぶつめつ)
「仏が滅するような」大凶日とされています。一方で、仏滅は「物滅」につながることから、物事の終わりと始まりの日とも解釈されます。終日凶とする説と、午後は縁起がよいとする説にわかれることもこの六曜の特徴です。「滅びることは新たなスタートに結びつく」など前向きな解釈も存在します。
大安(たいあん/だいあん)
「大いに安し」の意味を持ち、六曜の中で最も縁起の良い日とされています。1日通して吉です。お祝い事や願い事をするにも適した日と言われており、結婚式や結納が行われることが多いでしょう。
赤口(しゃっこう/せきぐち)
この六曜は時間として使われていた頃、古来より魔物がいると考えられている「丑寅の刻(午前2時~4時)」の時間帯に当てはめられていました。このことから、赤い口の鬼が災いをもたらす日とされています。仏滅が「物が滅する日」なのに対し、赤口は「すべてが消滅する日」と言われます。11~13時の2時間(牛の刻)は鬼が休むため、この時間帯のみ吉です。何かを行うならこの時間が良いとされています。

説明にあるように、広く冠婚葬祭の日取り期目に使われたりしていますが、日常生活においてはほとんど意識してないのが現状ではないでしょうか。

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