高齢者の見守りサービス(家電・アイテム編)

遺品整理作業を終えて、「実は、妻の実家では高齢の母が一人暮らしをしていて、心配なんですよ」といったようなお悩みを打ち明けるお客様が多いことに気づかされます。 近所の知り合いや仕事関係者の50・60代の方からも、「田舎で暮らす親が心配」「一人暮らしの母親に万が一何かあったら・・・」とった相談をよく受けます。 そこで、防犯カメラを扱っている関係上(弊社では、防犯設備士・電気工事士の資格を取得しストーカー対策などを行っています)、なにか良いものはないかと「高齢者のみまもりに使える便利グッズ」について、調べてみました。

いくつかご紹介していきますが、どれを選べばいいのかについては、「操作性」・「費用」・「対象者の状況」の3つを考慮して、ご利用をお考えの個々の状況で判断してみてください。

 

⑴象印の「みまもりホットライン

湯沸しポットにドコモ携帯電話の通信機能を内蔵し、1日のポットの使用状況をwebサイトから確認でき、データは1週間分記録されます。メールで使用状況の報告を受けることも可能です。 みまもり家電の先駆けとして有名で、現在累積契約者数が1万2千人を超えているそうなので仕様上での不具合は解消されているでしょうし、操作性も非常に簡単です。 初期費用 5,000円 利用料は毎月3,000円です
メリット
・初期設定が簡単
・ネット回線が不要
デメリット
・お茶を飲む習慣がない高齢者や夏場はお茶を飲まないなどの場合には不向き
・携帯電話回線の電波が弱い地域では使用できない

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⑵見守りフォトフレーム・ミマモリエ

人感センサーにより人の動きや室温を感知して記録します。そして「活動状況・起床&就寝時間・室温」の日報がメールで送られてきます。いつもと違う行動パターンを感知して緊急メールも送ってくれます。緊急時対応コールボタンを押せば、登録先(家族等5件登録可能)に緊急メールが送信されます。
月額使用料 3,900円
メリット
・初期設定が簡単
・緊急時対応コールボタンが便利
・インターネット回線が不要
デメリット
・携帯電話回線の電波が弱い地域では使用できない
・1か所に1台設置の為、設置場所が重要となる

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⑶高齢者の見守り装置「元気です」

人感センサーにより、朝と夜に生活反応グラフと睡眠時間をメールするシステムです。12時間人感センサーに反応がないと緊急メールを送信します(登録先は3件)
本体価格32,000円と25,000円(高機能、コストダウン版)があります。初期費用3,240円、毎月の費用0円
メリット
・初期設定が簡単
・インターネット回線が不要
・格安SIMカードを使用するため、毎月の費用がかからない
デメリット
・携帯電話回線の電波が弱い地域では使用できない
・1か所に1台設置の為、設置場所が重要となる
・使用者の口コミによると、たまにSIMカード認識ができなくなり、電源コンセントやSIMカード抜き差しのリセット作業が必要になる

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⑷パナソニック スマ@ホーム

スマ@ホームのホームユニット(制御機能を持つ本体)に、カメラ・人感センサー・ドア開閉センサーなどを拡張していくシステムになっています。インターホンや屋外カメラの拡張端末もあるので、室内だけでなく屋外の様子までも情報としてスマホに通知されます。 本来は、高齢者の見守りグッズと言うより店舗や工場などの防犯・監視システムとして構築されているシステムのようです。
ホームユニット8,580円 人感センサー1台 2,778円 カメラ12,329円~
メリット
・リアルタイムで室内・屋外の様子がわかる
・顔を見ながらコミュニケーションが取れる
・Wi-Fi環境があれば、利用料はかからない
デメリット
・設置個所や設置センサー類が増えれば、端末機器の購入代金がかかる
・Wi-Fi環境がないと、その設置に費用がかかる(また、モバイルルーターによる格安SIMの使用は推奨していない)
・高齢者の見守りとしては、おおげさすぎてプライバシーの問題が生じる可能性がある

詳しくは、こちらのサイトを参照ください  ➩  Panasonic ホームネットワーク シニア見守り編

 

⑸その他(ランニングコストが割安あるいは代用可能なもの)

極力費用を抑え、携帯やエアコンの機能として、あるいはスマホアプリで簡易の見守りアイテムとして使えるものを紹介いたします。

①ドコモのつながりほっとサポート

ドコモの「らくらく」スマートフォンの機能として、ロック解除回数・歩数・カメラの使用状況をメールで通知、あるいはドコモサイトで確認できます。見守り対象者自身の入力による体調申告なども送信できます。 システム利用料は無料です。既に「らくらくフォン」をお持ちの方や、新たに携帯の購入・買い替えを考えている方は考えてみてください

詳しくは、こちらのサイトを参照ください  ➩   つながりほっとサポート

 

②パナソニックのエアコン エオリアのお部屋モニター  

パナソニックのエアコンであるエオリアの上位機種(2019年モデルではWX / X / AX / EXシリーズ)には無線LANが内蔵されており、「エオリアアプリ」を携帯にダウンロードすることで携帯からエアコンを操作できます。(いわゆるIoT機能)この機能のうち「ひと検知」機能をつかって、電源が入っていなくても人感センサーが室温や人の反応数をグラフ化し、携帯で確認できます。欠点としては、インターネット環境があり、ブロードバンドルーターが必要となります(モバイルWi-Fiルーター非対応)。また、エアコンであるため、監視可能エリアが限られます。既にエオリアをお使いの方で、インターネット環境がある場合には使ってみてはいかかでしょうか。

詳しくは、こちらのサイトを参照ください  ➩エオリアのお部屋モニター

 

③「あなたの安心」 高齢者見守り支援サービス  

先にご紹介した、「見守りフォトフレーム・ミマモリエ」の簡易版といったものです。スマホアプリを携帯にダウンロードして、人感/室温/照度を確認できるアイテムです。 月々の使用料1,280円のみ。しかし、契約から1年間は解約できません。

詳しくは、こちらのサイトを参照ください  ➩ 「あなたの安心」 高齢者見守り支援サービス

 

いくつか「高齢者見守り家電・アイテム」についてご紹介いたしましたが、最終的にどれが良いかはやはり、見守り対象となる高齢者の住環境(インターネット設備や携帯が繋がるかなど)や、コストの問題そして何よりも見守り対象となる方の希望を尊重すべきでしょう。特にカメラはプライバシーの問題もあり、逆に「監視されている」思いが強いと設置は難しいと思います。

私個人的には、これらのモノは、介護保険適用前の準備段階として使用するべきものと考えます。はじめは、安価なセンサータイプのもので様子を見るのが良いと思います。プライバシーの問題がないなら、カメラタイプのものはAmazonなどで販売されている2,000円程度の簡易なカメラで十分代用できます。(ペットや赤ちゃん見守りカメラ等安価で、ネット環境があれば簡単に設置できます)

ここで紹介したものは、グッズや家電などによる高齢者の見守りにおいての最大の欠点は、緊急時に誰が駆け付け、対応するかです。緊急メールや電話が来たところで、遠くの田舎にすぐに駆け付けるのは、難しいことです。 また、介護認定申請の準備段階として、専門的な介護・医療の視点から高齢者の健康状態をどう評価するかの問題も残ります。

次回は、これらの欠点をカバーできるその他の巷にある「高齢者見守りサービス」について調べてみます。

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